ソーシャルゲームディレクターの思考分解

ソーシャルゲームのディレクターが思ったことをつらつらと記載

大手ゲーム会社に内定したゲーム企画書公開

大手ゲーム会社に内定したゲーム企画書公開

今回は大手ゲーム会社Sに内定を取ったときの
企画書を公開します。

前回書いたゲーム企画書から間が空き
大学4年2月(2007年)~卒業後の5月(2007年)くらいまで
書いてたような気がします
その後6月くらいに大手ゲーム会社Sの
面接を受けてその後内定となっていたような
気がしますね。

かなりの時間を費やしていたのと
同時に小さなゲーム会社で
デバック&プランナー補佐
をアルバイトとして行っていたのを
覚えています。

では企画書行ってみましょう
まず1枚目
ブロックウィザード

次がゲーム内容
ブロック

だいぶというか相当変わりました。
ゲームの企画書を読んだりしたのは
もちろんですがやっぱり現場で働いて
生のゲーム企画書を見たのが大きかったです。

しかも超大手会社の名前を言えばわかるような
ゲームタイトルの企画書を見ていたため
企画書とはこういう風に構成するんだという理解に
繋がったのだと思います。

では解説をしていきましょう
すべてCGを使っていて
六角堂とMAYAと地形作成のCGソフトウェアを
駆使して作っています。

元々CGを多少は扱えますがそれでもハイレベルな物は
扱えないためやもえずこうなりました。
でもゲーム内容はよくわかりますね
ニンテンドーDSを使って呪文を叫ぶ
かつスマブラ的な形で土台から落とす
ボンバーマン的にブロックで挟んで倒すとか
この時イメージしてたのは割と
ボンバーマンは近かった気がします。

同じ色をそろえてMPにして呪文を唱えるなど
スマホのゲームだとパズドラに近いものが
あるなとは思っています。

この企画書の凄いところは余計なことを
切り捨てた部分です。


前の企画書などはいろいろゴチャゴチャ書いてますが
書類選考の企画書に必要なことは
シンプルにわかりやすく
少しだけおっ!!と思わせる要素

これがあれば概ね通ります。

また
ゲーム企画書大公開①でも
書いた通り起承転結がきちんとしています

当時この企画書の横に起承転結と
データ上に書いてから作成していたのを
覚えています。

新卒や未経験でゲーム業界に行きたい
という人で企画書を作成するのであれば
必ず!!絶対に!!
起承転結と書いてから
企画書を書き始めてください。

たったこれだけで見た目の分かりやすさなどが
大きく異なります。

どんな会社でも
新卒で上記の企画書レベルで
出来ているのであれば
後は志望動機や自己PRで落とされない限りは
突破可能でしょう

自分が書類審査をする側ならこの企画書を
見たら間違いなく面接に呼びます。

CGが扱えるように見えますし
気合のほど熱意などをすごく感じます。

私を採用してくれた上司が言ってたのですが
上司『お前、めちゃくちゃ書類送って来てたよな』
自分『はい!3~4回くらい送りましたね』
上司『でもだんだん企画書とかが良くなって来てたのが分かって』
上司『おっ!こいつ頑張ってるな、根性枠で採ってみるかって』
上司『まあがんばれよ』
自分『全部見てくれてたんですね。ありがとうございます』
って会話をしたのを覚えています

当時はヴェルサス13と呼ばれていたチームで
ゲームプランナーとして関わることになった自分。
本当にうれしかったですし誇らしかったです。
※後々自分は地獄に落ちますが


ゲームの企画書とは違いますが
履歴書の方も当時相当気合を入れてました
①履歴書
②志望動機(A4、1枚手書き)
③自己PR(A4 1枚手書き)
④企画書(上記の企画書)
⑤シナリオ

だった気がします

募集要項には履歴書と企画書だけで良いとありましたが
どうしても受かりたい自分は気合と根性と熱意を
全力でぶつけましたね。

後にも先にもあの時の必死さは出せない気がする。

もし行きたいゲーム会社やメーカーなどある場合は
どれくらい気合と根性を注ぎ込めば
受かるのかのバロメーターになればと思います。


以上です。
次にのせる企画書は
地獄に落とされた後の話
 
合わせて読みたい