ソーシャルゲームディレクターの思考分解

ソーシャルゲームのディレクターが思ったことをつらつらと記載

ゲーム企画書を大公開、大手ゲーム会社の書類通過パート2

新卒時代に書類通過した際の
ゲーム企画書を大公開

新卒時代に書いていた
ゲーム企画書を大公開する
第2弾です。

今回の企画書は前回の
バトルアスロンという
目も当てられないダメな
企画書を公開しました。

いやー恥ずかしい
しかし大学3年(2006年)の時に書いた
ゲーム企画書なんてそんな物です。

むしろ

それだけ今成長出来ていると
プラスに考えることにします。

バトルアスロン
大学3年11月くらいに
書いた気がします。

その次のゲーム企画書は
少し飛んで大学4年の5月くらいに
書いてた気がします。
 
その名も
バキュ~ムマン






ヤバイ!
ダサさに磨きがかかってる

いやー当時の自分は
焦ってたんですよ
みんな大手に内定取ってくるし
就活終わってる人もいるし
でも自分は大手ゲーム会社Sしか
行きたくないという気持ちで一杯
だったんです。


その溢れだす思いの結晶が
ギャグに走るという
結果になったわけです。
では見てみましょう
バキュームマン2

タイトルとコンセプト
バキュームマン

プレイ画面

前に比べると読みやすさ
に関してはグッと上がった気がします

しかし

1枚目の文字だけごちゃごちゃ感
は相変わらずの状態で
これが正しいと
思い込んでるようです。

こういう状態を打開するには
是非とも他の人にゲーム企画書を
見て貰いましょう!


大丈夫です!!
新卒が書いた企画書を
パクッて開発ラインに乗せる
アホはいないでしょう。

正直それくらいゲーム開発現場の
実態とかけ離れたゲーム企画書が
上がってくるのです。

この企画書の良いところは
発想が新しいところです。

お姉ちゃんに悪戯したり
ゴミを吸って塊にして
敵にぶつけるというのは
なかなか面白いです。

ようはどうやったら
ゲームとして面白
くなるのか?
をキチンと考えている

これは良いことです。

それがくみ取れますし
勝敗も何となく理解出来ます。
HP0になったら死亡ねとか
ターゲットを倒したら勝利ねとか

自分が面接官で
あればギリどうするか
迷うレベルです
面接に呼ぶか呼ばないか・・・

志望動機や自己PRも含めて考えます。
志望動機がA4用紙1枚もかけてれば
面接に呼びますね。

市販の履歴書用紙の小さい枠に
志望動機書いてるようなら
落とします。

少し話がそれますが
志望動機を市販の履歴書用紙の
小さい枠に書こうとする人
多いですがアレ駄目ですよ。

その枠には
志望動機は別用紙に
記載しております
と書いてください。

そのうえでA4用紙を1枚
志望動機用に用意し
そちらを読みやすい形で
びっちり埋めることを
お勧めします。

いや本当に志望動機を
小さい枠に納めて書く人とか
そもそも書かない人とか多すぎます。
面接官しててそれは本当に
強く感じました。




では最後に後日談を
上記のゲーム企画書で
見事大手ゲーム会社Sに
面接を受けることに・・・。


当時面接をしてくれたのは
FFアギト13という形で銘打っていた
ケータイ向けFFという部門でした
面接官はもちろん田畑さん
+あと何名かいましたが
ちょっと覚えていません。

しかし自分にできることはただひたすら
熱いパッションをほとばしることしか
出来ず、自分に何が出来るのか?

この点がすっぽり抜けていたように
感じました。

※身割れしそうだがまあいいか

結果はもちろん不採用
相当がっくり来ました。


面接が夏だった気がするので
もう後がない状態でした。

そんな状態から
自分はどう打開したのか?



次の記事で記載していこうと
思います