ソーシャルゲームディレクターの思考分解

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カプコンの書類審査に通ったゲーム企画書公開

カプコンの書類審査に通ったゲーム企画書公開

大手ゲーム会社Sから解雇通告を食らって
悲しみに暮れた日々を送っていた当時

大手ゲーム会社でRPGが作れる会社に
行きたいという思いはやっぱり残っていて
そんな中でも
ブレスオブファイアが好きだったこともあり
カプコンを受けた際
提出した企画書その1です。

実は企画書自体は2つ提出していて
本当は1本で良いところを
気合と根性と熱意作戦を実行してましたね

というのも今でこそ
クビになろうが自分から辞めようが
またほかのゲーム会社で就職できる感は
ありますが。

この当時はまだ業界歴1年もなく
半年くらいしかないわけです。

そうなると次ってなかなか決まり難いのは
想像に容易く、ゲームクリエイターでは
なくなってしまう危機感は半端なかったです。

そんな中
2008年何月だったか忘れたけど4月だったかな
株式会社カプコン
提出した内容は以下の内容

①履歴書
②S社での業務内容
(MAYAを使った3Dマップレベルデザイン資料合計3本)
③企画書2本
④企画書に付随するシナリオ(A4:30枚くらいかも)
⑤自己PR
⑥志望動機

という具合で超大作状態になっているのは
言うまでもない。

封筒がパンパンになっていたのを覚えている。
でもこれくらいの熱意が無いと
はたから見れば半年近くで
辞めさせられた人間など
採用したいとは思わないだろう。

※ちなみに何か問題を起こして辞めさせられた
わけでは無く単純に育てる暇ねえわ?クビねでした。
逆にいうと育てなくてはいけない人材だったのが
自分の落ち度です。


では企画書の方を見ていきましょう
前に大手ゲーム会社S社に内定した際の
企画書のバージョンアップ版ですね。

書いてた時期は
2007年8月~2008年2月くらいまで
だった気がします。

一応日付いてますが当てにならないです。

1枚目:ゲームルール
26DA1BDC-6B4D-4FDC-B478-EAD3E41F5B4A (1)


2枚目:ざっくり攻撃方法
00CF3D08-1090-45FD-B296-30D576FAD3AA


3枚目:どうやったらうまいプレイか
EE862081-65A4-4074-AA80-04089AEA4353 (1)


ワード系で書かれているため
通常の企画書っていうより何だか
仕様書みたいになってはいますが
それでもきれいにまとまっています。
※ちなみに表紙もありますが
写真取り損ねました。


前回はニンテンドーDSでのゲームだったが
プレイステーションポータブルに変えての
ゲームシステムに若干変えてますね。

ただ書類選考として考えた時
これ・・・・・・カプコンに出す企画書か?
って感じがしたのでもう一枚企画書を
追加していたのを覚えています。

まあそりゃそうだ
大手S用に書いた企画書ですから
カラーがそっちに寄ってます。
企画書を解説していきます。
以前にも増してクウォリティは高くなってます。
そもそもブロックって何種類?
持ち運ぶの?
揃えたらどうなるの?

という疑問部分が多かったのですが
それをきちんと埋める形で作成されています。

結構ここまできっちり書いてる
企画書ってあんまり無いですね。
大体はふんわり概要のゲーム企画書が
多いですから。

ただ個人的には
ゼロベースで作る企画書もありっちゃありですが
それだと時間が掛かりすぎるので
基本的には他のゲームのプレイ画面を
継接ぎした形でゲームの企画書を
作成するのが一般的です

なのでわざわざCG使って何か企画書を作らないと
いけないと思わなくてOK
です。
基本フォトショップとパワーポイントさえ
あれば概ね企画書はできますし
それで充分です。

この企画書に何か言うのであれば
おっと思わせるような部分が
足りないなとは思います


この企画書を書いてるときも
それは思いましたが
そこはどうしようも無いので
そのままでしたね。

若干熟成されたゲームプランナー
みたいな感じになってしまって
第二新卒的な雰囲気は全くしないですね。

新鮮味が無いというか
フレッシュ感が無いというか
細かいところではありますが
そういうところも
一応自分は書類選考時は見ています。

あ~ありきたりな企画書だな
志望動機もフレッシュ感ないな・・・
とか見てます。

面接でも新卒の場合はその点を
少し気にしてて
フレッシュ感ないと最後の一押し
的なところで止まってしまう
ことが
多いかな。
 
話がそれそうなので
今日はここまで
以上です。