ソーシャルゲームディレクターの思考分解

ソーシャルゲームのディレクターが思ったことをつらつらと記載

ゲーム業界での転職⑩ ホワイト企業なんて最終幻想だ

2018年に元いた会社での社長との方針の違いから
転職活動することになった時の話、第10弾

ゲーム業界においてホワイト企業というのは
迷信、幻想
理由はいくつかあります。




ホワイト企業認定ロゴ


まず一般的なホワイト企業の定義を
・残業少ない
・リストラなし
・福利厚生がしっかりしてる
・社内環境が良い
・社長がまとも
・給料は平均的
だとすると
ゲーム業界での一般は
・残業少ない➡×(一部の社員だけ楽)
・リストラなし➡△プロジェクトコケるとクビ
・福利厚生がしっかりしてる➡×退職金、年金が無い
・社内環境が良い➡〇
・社長がまとも➡△(人による)
・給料は平均的➡〇(割と多め)




となっていて特に
退職金、企業年金制度のどちらもない
ことが多く65歳で放り出されるとマジでお金ない
いや冗談では無く
(クリエイター自身もこれに気が付いてない人多い)
という感じで金銭面の問題に直面します
(ディレクターという地位でも不安です)


住宅手当は会社によってありますが
中小だと無いことも多くさらにきついです。
ただし貰う給料は
30歳430万~450万くらいが平均くらいだと
した場合残業も結構あるため給料はそれより少し多め
 

という具合で福利厚生の時点でもはや
一般の人から見たらホワイトとは呼べない。
 

ではゲーム業界としてのホワイト企業ってあるの?
ということであれば・・・




ある!!



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自分が感じたゲーム業界でのホワイト基準
・社長がまとも➡最優先
・黒字経営
・社員同士が互いに尊重しあう
・取引先がまとも
・新規タイトルに挑戦できる
・給料は平均的
くらいであれば概ねホワイトと言って
問題ないと思います。
 
 
ではどうやって社長がまともか見分けるの?
ですが、

ゲーム会社の社長は意外とウェブ系の記事に出ます
その時の人柄を見ると分かりやすいです。

また決算報告の動画ですね
上場企業なら動画配信してることも多く
その社長がどれくらいしっかりした
経営方針を立てれるか?
見極めるといいです。

意外と新規タイトル開発を入れているのは
やっぱりゲームクリエイターというのは
常に新しいことに挑戦し
自分の可能性を広げたい人が多いんです
なので逆に運営しかしないとなると
自分を表現する幅が狭くなるため
精神的にキツイです


特に自分は企画畑なので運営してると
その1年無駄にしたような気持になっていました。

社内環境や社員同士が他者を尊重しているかは
見極める術がなくこればかりは運です


面接中で面接官同士の仲が垣間見れることも
ありますが同じプロジェクト同士の人とは
限らずこればっかりは一概に言えません。

結局は根気よく社長がどんな人か見極め
事業的に黒字で有りそうなら受けてみる
のが良さそうです





次は転職から切り離した記事です
開発費ってどれくらい?
アプリの売上ってどれくらい?です