2019-06-10 小学生のなりたい職業 ゲーム制作関連 ゲーム アプリ 小学生のなりたい職業 ゲーム制作関連小学生のなりたい職業 ゲーム制作関連第4位という記事がありそれを踏まえちょっと記事を書いて見ようかと思う。ゲーム業界以外の人に知ってほしい勉強が苦手であまりしゃべらない子なのですがゲームが好きなのでゲームクリエイターにしたいんですっていう親御さん一つ言えることは勉強できないならゲームクリエイターも無理でっせそれについて少し今日は書こうと思うまずは下記の記事を見て頂きたい。小学生のなりたい職業 ランキング第4位がゲームクリエイターなんかそういう時代になったんですね。自分は小学生、中学生とゲーム作りたいと思っていたけど周りのチャラい人たちに笑われてましたね。今の親御さんでも当然子供がゲームクリエイターになりたいというなら親もそうさせてあげたいというのが常だと思います。ただ、普通のIT会社に行く方が楽ですよというのを実例交えて話します。目次-----------------------------------①派閥争い②しゃべりがうまい人が出世する③ゲームの開発技術は10年と持たない④やはり学歴を見られる⑤内気な子は精神壊れる⑥まとめ-----------------------------------その①:派閥争いこれはゲーム会社の開発環境による問題も結構大きいのですが大手ゲーム会社ならどこでも発生してるのが派閥争いです。1つの部署に人材が留まり易くまた守秘義務の問題で横のつながりが薄く技術共有もさほど行われないのがゲーム開発の特徴です。そんな中下っ端として働いているうちは何も気がつかないですし影響はないのですがマネージャークラスになると徐々に派閥という影響を受けます。実例としてどんなことが起きたのかと言うとまず第A開発部の部署が分離し別会社を立ち上げることにそれに合わせて第B開発部と同じ様なジャンルになるから第B開発部の人材はほぼ全員分離する会社へ移行でいいでしょという話になり第B開発部の部長はマネージャーから部下まですべで引っこ抜かれる事態に。しかし力関係で第B開発部より第C開発部が弱くまた近しいジャンルを手掛けていたこともあり第C開発部の主力部隊を第B開発部がすっぱ抜く結果第C開発部は主力を失い売上的に苦戦するという事態になりました。でもこれは名前を聞けばある程度みんな分かるような大手ゲーム会社で起きたことです。これが40代や50代のおじさんと呼ばれるような部長やマネージャークラスにホイホイ発生するのだから安定なんてどこにもないです。この派閥争いというのは自分もしていたのでわかりますが重要なのが誰かから頼りにされる=恩を売りまくるのが結構重要でアホではいかんのですよ。とりあえず恩を売っておくと裏切り難いということもあり火の粉が飛びにくいという予防線を張れる。という具合になんかゲームのことだけ考えたいんですけどそうじゃないんです現実は。この恩って言うのはゲーム開発では人手が足りなくなったりした時別部署から借りたりします。ただし名目上その人材は自分の部署に所属しているためその分のコストは自分の部署持ちだったりしてこの人数かけてるのに開発遅くない?と社長から突っ込まれたりします。社長に目をつけられるのもリスクですが先ほど書いたように仲間だと思ったやつに後ろから刺される方が致命的(自分の部署から部下をすっぱ抜かれる)になりやすいため恩を売って仲間として完全に引き込んでしまった方が少し安心です。※それでも多方面から刺された自分がいますけどねこういう発想から派閥争いが生まれかつゲーム開発で失敗したら社長や株主(と称した会長)から睨まれクビが飛ぶわけです。その②:しゃべりが上手い人が出世するまあここら辺は普通の会社でも発生することだと思いますが何か結果を出したらか出世するとは限らずどっちかといえばゲームクリエイターとして話が上手い人が出世していたように思いました。何でかと言うとしゃべりが上手い人の周りに人が集まりやすいというのと仲間ができやすい⇒小さい派閥が出来上がりそのしゃべりが上手い人の評価が相対的に上がるんですよ。学校で言う友達が多い子の方が意見が通りやすい的な状況ですゲームクリエイターは寡黙な人も多く自分から話すということをあまりしないんですね。なのでお喋りな人に人が集まる。さらに社長を踏まえたMTGでも話が上手い人は割とずっと喋っているので内容はともかく何かアイツゲームのこと良く考えてるな感が出るので結果的に出世します。なので大人しい感じの子でゲームクリエイターになりたいという人も結構いると思いますが苦しい思いをしますよ。だって自分がどんなにいいプログラムコード書こうがどんなに素晴らしい絵を描こうがどんなに素晴らしいアイディアを考えても出世するのは話が上手い人なんですもん。自分は寡黙ですがMTGだけは割と芯を捕らえた意見を言うように心がけていたのが評価されていたと思います。とりあえずあいつに聞いとけば何か良さそうな意見くれる的な感じです。その③:ゲーム開発の技術は10年ともたない。普通の会社に勤めてる方は自分の会社に専門の顧客やリストなどがあってその会社に的確に営業して収益を毎年上げるということが多いと思います※私の想像ですけどゲームクリエイターの場合概ね10年したらその技術が古くなって役に立たないという事態がチョイチョイ発生する業界です。一昔前だとWIIとプレイステーション3では開発環境が全く違いましたしゲームエンジンと言ってなんて言うんだろう、うーん料理で言うところのガスコンロなのか電子レンジなのか電気コンロなのかみたいなもので料理をするための大本の器具=ゲーム開発エンジン何のですがこれが全く違うんですよ料理だってガスコンロで料理しろって言うのと電子レンジで料理しろって言うのでは同じ料理でも全く異なる扱い方になると思います。で、この器具の部分はそれこそ今までは5年に1回変わってたんです。勉強しないで何とかなる世界じゃ無いのは何んとなく想像して貰えると思います。最近はこの器具の部分が万能なユニティとアンリアルエンジンと呼ばれるものが出てきて10年位は持つと思います。その④:やっぱり学歴を見られる一応クリエイターなので結果がすべてではあります。学歴は関係ないというのは確かにそうなのですが・・・大手のゲーム会社新卒の内定者を見るとプランナーなら中央大学、青山学院レベルデザイナーなら東京五美大以上プログラマーなら電気通信大学とか筑波大学とかのレベルになりますちょっと大げさに書いてはいますけどでも見てるとやっぱりこれくらいの人が受かってるんですよ。なので勉強が苦手だからゲーム会社へと言うとちょっと難しい今は人手が足りないので内定取りやすいですけどゲームプランナーの場合下手すると3000倍くらいの倍率あるのでやっぱり勉強も頑張って同じ土俵で戦う気持ちでいないとなかなか難しいです。中小企業の何を開発しているかわからないような会社でもいい場合は全然専門学校でも内定出来るのでそこの落差は結構あります。がそれでも勉強はしないとダメですけどねゲーム系専門学校にいって就職先がヤマダ電機、ケーズ電気というのは良く聞きます。いい就職先だとは思いますが・・・ゲームクリエイターになれない場合はそもそもゲームと関係ない電機系かIT系に行くことになるということです。その⑤:内にストレスと貯め込む性格だと精神壊れる晴れてゲームクリエイターになってすごく充実した日々を過ごす人も多くいます。その一方で精神的にやられる人が多いのもこの職業の特色精神的に壊れるのはゲームプランナーかプログラマーのどっちかです。デザイナーでうつ病はあまり聞かずデザイナーはみんなピンピンしてます。たぶん原因の一つが労働時間の長さです。自分がゲームプランナーとしてMAXで働いていた時当時25歳くらいかな1か月労働時間400時間それを連続3カ月くらい家に帰れず、風呂にろくにはいれず寝るのは冷房がガンガン効いてるくそ寒い会議室のソファーで5時間くらい寝る。※寝るというか横になってるだけかも?会社のトイレの洗面台で頭を洗い、歯を磨いてました。そして思うんです。会社から家に帰るとき『行ってきます』会社に出社したら『ただいま』って言いたくなるよねってチームメンバーと話してました。さすがに風呂入りたいな~って時は近くのホテルに行って風呂に入りふかふかのベットで寝れるのが幸せでした。※この時点で頭狂ってるとしか言いようがないそんなむちゃくちゃなことをしてると当然病気になります。自分はその時蜂窩織炎(ほうかしきえん)という病気に両足ともなり徹夜しながら2日に1回近くの病院で点滴を打ち特に右足が腐りそうになりながら働いてました。今でも跡が残っています。小汚い足ですみません。それだけハードだと当然過労死する寸前なので心臓が何かおかしいんですよドクッドッドクドク的な波が来ることがたまにあってマジでやばいと思ってお金を使ってでもホテルに泊まらないと死ぬって思いをしてました。今は労働基準法が厳しくなってきてるのでここまでハードではないですけどやっぱり土日出社や終電帰り(12時くらいの電車)は普通にあります。でこういう環境なのでストレスを内に溜める人から壊れていきます。大体のゲームクリエイターは趣味ゲームって人多いんですけど精神的に病んでるときにゲームって最悪の組み合わせなんですよ理由は別記事で書こうと思いますが取り合えす座りっぱなしってだけでも結構ストレスかかるものなんです。なのでゲーム開発でストレス抱える⇒家帰ってストレス解消にゲームする⇒その結果深夜遅くまで起きてる⇒睡眠時間が削られ朝遅い⇒生活サイクルが壊れてる結果:うつ病になりやすい環境の出来上がり誰かと話したり、外を散歩したり内向的な人より少しアウトドアな体育会系の人の方が実は向いてる職業かもしれない実際ジムに行って体をムキムキに鍛えてる人も結構います。そういう人の方が意外と仕事もできるんですよ。※自分はお腹ぷよぷよですけどね。そんな何か寡黙で勉強も出来ない子には救いようの無い業界なのかといえば何とかならんこともない。方法としては勉強が出来ないとして専門学校に行ってデザイン(CGモデリング)かプログラミングを習いつつ就職先は中小企業ですごく人がよさそうな社長の会社を選ぶという形で内定出来れば会社規模が小さい&雰囲気の良い会社なら多少寡黙でも周りの人たちが自然とフォローしてくれます。特に勉強が苦手だという子であればデザイナーをお勧めします。デザイナーは使う道具がほとんど変わることがないので習得までじっくり時間がかけられますしプログラマーみたいに数学や物理、英語を必要としません。※デザイナーでも多少英語が必要ではありますが慣れれば何とかなります。ただ生物学というか人体の骨格とかそういう部分は勉強が必要ですけど目で見たものを表現するので勉強というより修行って感じですね。なので勉強が多少出来なくても人の意見を真面目に聞いて数学とが英語ができなくても生き物が好きならデザイナーで食っていけます★まとめ★ゲームクリエイターになりたいというお子さんをお持ちの方はまず子供に教えてほしいのが●勉強しないとそもそもなれないよ●しかも英語、数学は結構必要になるというか使ってる機材の言語が英語、仕事内容が数学&物理です●自分が作りたいゲームはなかなか作れないよ、一部の天才だけが作れてそれ以外の人は普通のサラリーマンとなんら変わらない売れそうな商品を作って必要な対象に売るのがゲーム業界●自分の好きなこと出来て楽しそう!⇒自分の好きなこと出来て楽しいけど時には自分の嫌いなことしかできない場合が多いよ※私は数学嫌いですけど戦闘計算式の計算をずっとやってたりします。※私は派閥作るの嫌いですけど、同じ会社の人間と戦わないとけない状況でした。●ゲーム毎日出来て楽しそう⇒毎日毎日1日8時間マリオのノコノコを踏みつぶして踏み心地がいいかどうかやりたいですか?でもねそれが仕事なんです。※大げさだけどそういうことをしています。ゲーム会社に行きたいという子供をお持ちな人はゲームが好きかどうかは重要じゃなくてどっちかというと何かを作ることが好きそういうところを見抜いて育てていってあげてほしいところです。以上です。