ソーシャルゲームディレクターの思考分解

ソーシャルゲームのディレクターが思ったことをつらつらと記載

ゲーム業界での転職④ 面談

2018年に元いた会社での
社長との方針の違いから
転職活動することになった時の話、第4弾

大半の人が仕事をしていて
午前半休を貰って面接に行くなどの
対応をしてると思うが、
仕事が大変だということを承知の上で
(自分がそうなので)



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面談に行くことを提案する。
何で???



面接担当者と面談担当者は異なる場合が多いです
・面接担当者➡主に現場
・面談担当者➡主に人事


自分も面接担当をしていたが前いた会社では
この面談者の内容などは通知されてなかったので
極端に言えば何でも聞いてよい状態だと認識しています。


なので自分は相当突っ込んで聞きますね
・リストラしてませんか?
・御社に近しい企業文化の会社が
    リストラしてますけど?とか
・企画コンペなど内部から企画を上げれますか?
・残業多いですか?


こういう突っ込んだ内容を聞きはしますが
大抵は雰囲気いいですよ!
開発チームはみんな仲が良いです
残業はする人はしますけど
滅茶苦茶働いたりはしてませんね
と言うんですよ人事はっ!!
 
ブラックかどうかを見極める重要な要素として

point①
人事担当が明るく、ホンワカ、
いい空気を作ろうとしてくれる。
これ重要
顔は笑ってるし明るいけど、
雰囲気としてウェルカムじゃない
要はこっちが聞かなくても
勝手に人事が答えてる事が重要
雰囲気として少し圧がある感じがする人事は良くない

普段から人事として圧を掛けるような
仕事をしてる&慣れてるということ
目標設定、人材育成、人材採用➡これをガシガシ推し進めてる
(間違った方向に進んでることが多い)


point②
代表取締役の人柄を見極める
マジで重量!!
ゲーム会社は特に
ディレクター、プロデューサークラスは
直接社長と仕事することが多く
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高圧的、自分勝手、他者を敬うことが
出来ない社長だと
ストレスがマッハ!!!

人事担当者から人柄の真実を
聞くことはほぼ出来ないが
point①のような良い人事の場合的確な情報をくれる

point③
面談の時間を土曜日にしない&19時以降にしない
出来れば11時頃か12時ごろにする
これには理由があって
この時間は面談を受ける会社の
人材と廊下ですれ違うことも多く
社員の雰囲気が知れる

面白かったのが面談を受けるため
部屋で待ってると隣の部屋に
根暗な社員が入っていくのがちらりと見える

しばらくすると
スカイプMTGが始まり何となく声が漏れる・・・
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『しっかりやってくれないとっ!!こっちも困るんですよ~』
『はい、すみません』
『で、どうします?いつ出してくれるんですか?』
っていう声が聞こえてきたとき、あああって



point④
ダメな会社は往々にして取引先もゴミである
要はブラック体質な企業を
取引先(パブリッシャー)に持っている会社の場合
デベロップ側もブラック化する。
理由としては社長がいくらまともでも
結局は取引先と直接仕事するので
精神的ストレスはパブリッシャーによるのである。

例えば大手Sとか高圧的だというのは知ってます。
何故って?





自分が勤めてたからです。
なので取引先ってどんな会社様ですか?
って聞くといいです
特にメインの取引先が知れるといいですね。
そこからヤバそうな取引先なら
回避するのがBEST



point⑤
主要分野を細かく聞ける
例えばスマホゲームがメインの開発でも
実は別に事業をしていたり
求人事業やECサイトなど
その事業がどれほどの売り上げで
スマホ事業が縮小してるか?など突っ込んで聞ける


これによって将来の見通しが立てやすくなる
パブリッシャーの場合スマホゲームしかない
┗事業縮小はほぼ確実
(市場の成長鈍化&韓国勢、中国勢の進出により)
┗こういう時はリストラも頭に入れておける
┗逆に安定していれば心配事は開発環境だけになる

デベロッパーの場合:スマホゲームしか開発して来なかった
┗受注できる幅が無いが
逆に相当強いパイプをパブリッシャーと持っていればOK
アニプレックス任天堂系列、バンダイナムコなどの
 強力なIPを持ってる会社と繋がりがあると安心


といった感じで面談は手間が掛かるがその分
この会社は良いなと思うのであればいきなり面接
ではなく面談からスタートすることをお勧め!!




次は面接中はアレを見ないといけない、です